日本臨床皮膚科医会

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皮膚の病気

さまざまなひふの病気について、症状などをわかりやすく解説しています
爪白癬(爪の水虫)

爪白癬(爪の水虫)は白癬菌というカビ(真菌)の一種が爪に棲みついて引き起こされる病気です。
長い間足の水虫(足白癬)を放置しているか、または中途半端な治療をしていると、白癬菌が足から爪に移り棲んで発症します。
通常、白癬菌は爪の先端の下部あるいは爪の脇から入り込みますので、その部位の角質が増殖して、爪の先が厚くなり混濁して、白色または黄色調になります。そこを削るともろく、ボロボロと細かい爪の破片が取れるようになります。そしてこの変化は爪の根元の方へ広がっていきます。
痛みやかゆみはありませんが、放っておくと、爪が変形して靴や靴下が履きにくくなり、皮膚に食い込むと痛むこともあります。いったん爪の中に白癬菌が入り込むと、爪が白癬菌の貯蔵庫になって菌を供給し、足白癬も治らなくなりますし、他の人への感染源にもなります。また爪の変形が気になり社会的QOLが低下することもありますので、やはり爪白癬は治したほうがよいでしょう。

爪は硬いため外側から薬を塗っただけでは、爪の中にいる白癬菌まで薬の効果が行き渡りません。ですから、爪白癬の治療にはふつう抗真菌薬の飲み薬が使われます。主に用いられている飲み薬はテルビナフィンとイトラコナゾールですが、いずれも殺菌作用を持ち、3〜6か月の服用で治すことができます。ただこの飲み薬は医師の処方箋のもとに使用しなければなりませんので、皮膚科専門医を受診してください。